• 石川毅志

【貸金の審査だけでない】リスクマネジメント【大企業とスタートアップの一番の違い】

最終更新: 2020年8月5日

commonの石川です。


新規プロジェクトを立ち上げたが、
失敗してしまい、
会社が傾いてしまう。

投資の最も有名な格言で、

「卵は一つのカゴに盛るな」とあります。

一つの可能性に全てのリソースを預けるな、

分散させろ。

ということを表しています。


投資だけでなく、

企業経営においても通じる考え方です。


大企業とスタートアップの一番の違い

大企業を退職して、

起業してから、

当然ながら、

スタートアップや中小企業と働くことが

増えました。


企業には、

業種にもよりますが、

開発や営業などの会社のコア組織のほか、

コーポレート、

バックオフィスと呼ばれる部門があります。


バックオフィスの中で、

大企業にあって、

多くのスタートアップや中小企業にない

組織は、

リスクマネジメントをする組織です。

どんな小さな組織でも、

財務・経理、

人事・総務・コンプライアンス(顧問弁護士)、

があるのですが、

良し悪しは別として、

リスクマネジメントする担当や組織がある

中小企業に

あったことがありません。


貸金業の審査という

狭義のリスクマネジメントだけではなく、

大企業には必ず、

リスクマネジメントする機能が

備わっています。

ただし、

スタートアップは組織自体がリスクの塊で、

単一の技術やアイデアに全てを賭けていくもの

なので、

成功する前から、

リスクマネジメント部を設けることは

ナンセンスと言えますが、


事業が安定した中小企業では、

リスクマネジメントを疎かにしていると、

長く続いてきた会社が

短期期間で急激に傾くことに

なりかねません。


リスクマネジメントを学ぶには、

「意思決定のためのリスクマネジメント」

がわかりやすいです。


リスクマネジメントの流れ

1. リスクを特定する


プロジェクトに対するリスクが

何であるかを特定します。


わからないものに対して、

漠然と不安を抱くのではなく、

「ここが怖い」

「あそこが危ない」

というように、

問題を具体化していきます。


プロジェクトを

得意先・仕入先毎、

地域毎、

業界毎に分類して、


信用、履行、財務、訴訟、政治、、、

あらゆるリスクを洗い出します。


2. リスクの定量化と定性情報洗い出し


リスクを特定したら、

過去のデータ、

統計データなどから、

そのリスクがどれくらいの確率で

発生するか決めます。


さらに、

そのリスクが起きたときの

損害額・コストを

計算します。


リスクの

発生確率と損害額を掛け合わせて、

リスク期待値を算出します。


必ずしも、

定量化できない定性情報も

洗い出しておきます。

一応言っておくと、

損害額が会社規模を大きく上回る場合、

リスクマネジメント以前に、

取り組むべきではありません。


3. リスクの対処法


リスクを整理して、

分析したら、

リスクの対処法を決めていきます。


リスクの対処法

対処法として以下の4つがあります。


1. リスク低減

リスクを減らすようにします。

例えば、
パソコンにウイルス対策ソフトを入れて、
セキュリティレベルを上げるなど。


2. リスク移転・共有

リスクの全部または一部を他社に移す

ことです。

例えば、
在庫の火災保険などの加入で、
金銭的なリスクを移転することが可能。

3. リスク回避(ヘッジ)

リスクが起こらないようにすることです。

例えば、
為替予約により外貨取引時のレートを固定してしまえば、
リスク回避が可能。

4. リスク保有

リスクを許容して何もしないことです。

例えば、
文房具などの備品の盗難があっても、
被害額が小さいため、
保険に入らないなど。

このように、

何がリスクで、

どの程度怖がれば良いか決めて、

対策を講じることで、

経営が安定していきます。

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