
石川毅志
【お金の貸し借り】知人から借りたお金を返せなくなった・・①【人間関係】
更新日:2020年6月28日
commonの石川です。
先日のブログで「松ちゃんファイナンス」について考えてみた際、
お金を貸してくれた人の信頼を裏切りたくないが、
どうしても返済に充てる資金を作れない場合、
お金を借りた人が精神的に追い詰められてしまう状況の対策について触れました。
本日は、金融会社ではなく、
知人からの借金を返済できないときの対策について、
時系列に沿って、より具体的に考えていきたいと思います。
お金を借りるための準備
まず、知人からお金を借りるときするべきことは、
■ お金の貸し借りの条件の合意と契約書の作成すること
お金の貸し借りをする際、貸付日、金額、それ他の重要な
条件をしっかり確認しましょう。
また、確認した内容を契約に残すことで、
不利な条件を追加されたり、言った言わないの議論を防ぐことができます。
金銭消費貸借契約(※お金の貸借りの契約)に必要な情報は、
借りる人・貸す人・金額・貸付日です。
もちろん、返済日や利息などの重要な条件も事前に確認した方が良いでしょう。
■ 返済の計画を立てること
最初から借りパクするつもりでないのであれば、
借りる人も貸してくれた人の信頼を裏切らないようにきちんと
返済したいと思います。
その場合は、予めどのような収入をもとに返済するか、
その収入が入る条件、バックアッププランを用意して、
計画に組み込んで、貸してくれる人に提示することです。
これにより、相手に信用してもらえますし、
本当に返済できなかったときに、状況を理解してもらいやすいでしょう。
お金を借りてから
その後、借り入れしたお金を受け取ってから返済までの間、
返済期間を忘れないように、携帯のカレンダーに登録するなどして、
ケアレスミスで信用を失う事態を避けましょう。
そして、当初の返済計画に則ってお金を管理できているか
確認することも忘れずにしてください。
そして、返済日の数日前には、返済資金の目処を立てて、
返済方法を確認しましょう。
ギリギリになると、貸してくれた人にタイムリーに連絡が取れないことで、
返済方法が分からずに、返済期日を過ぎてしまうこともあります。
そうならないためにも、返済期日3日前迄には、
返済方法を確認して、それが3日以内に実行可能か確認する必要があります。
例えば、返済期日になって、いきなり遠方の貸主の家に持参することを
指定されたら、対応できない場合もありますよね。
返済方法を考える
そこで、いくつかある送金方法を確認してみましょう。
■ 手渡し
最も原始的な方法ですよね。その他の方法のように
他者を介入しないので、返済した証拠(エビデンス)がないので、
貸してくれた人から完済証明書をもらうようにした方が良いでしょう。
■ 金融機関間の送金
「現時点で」最もポピュラーな送金方法ですよね。
これも、意外と貸主の口座情報がわからずに手間取ったりするので、
注意が必要です。
慌ててやると、送金先を間違えるなどトラブルの元となります。
また、自分自身の口座のパスワードを忘れてしまって、
金融機関窓口に照会するのも時間がかかりますので、
時間の余裕を持っておいた方が良いでしょう。
■ 現金書留・為替証券
現金を普通郵便で送付することは、郵便法代17条で禁止されており、
違反をした場合、罰金刑に課されることがあります。
現金を送付したいときは、現金書留もしくは為替証券で送る必要があります。
こちらは、郵便局に行けば、やり方など教えてくれます。
(細かい方法は別の記事にでも書きます)
■ 決済アプリ(これから?)
金融機関の送金が「現時点で」最もポピュラーですが、
これから、日本においても決済アプリがさらに普及することで、
決済アプリでの送金が最も便利な方法になるという個人的には思います。
ただし、現時点では、自身が決済アプリのアカウントを作成して、
リアルマネーをアプリ上の口座に送金して、
相手にも同じアプリを使ってもらうことが必要となります。
これから、決済アプリの統廃合が進み、さらにアカウント開設や
アプリ上の口座への送金ハードルがガンガン下がることが予想されます。
このような方法を用いて、資金を準備して、
期日までに返済をしたいものですが、どうしても返済できない場合どうするか!?
それについては、長くなったので次の記事で書くことにします。