• 石川毅志

個人間の貸し借りでも契約書を作成した方が良い4つの理由


commonの石川です。


自営業をやっている友人に
お金を貸すことになりました。
信頼しているので
契約書は作らなくて良いですよね。

友人や家族など

信頼関係がある人に対して

お金を貸すときに

「信頼しているから。」

「二人の中だから。」

「言い出しにくいから。」

という理由で

お金の貸し借りの契約書を

作成しない人が

非常に多いです。


お金の貸し借りの契約書

お金の貸し借りの契約書を

金銭消費貸借契約書といいます。


よくある質問で

「借用書とは違うのか?」

というものがあります。


お金の貸し借りという

内容面ではどちらも

違いはありません。


借用書は

お金を借りる人が

貸す人に対して

差し入れる形式を

取りますが、

金銭消費貸借契約は

貸す人と借りる人

双方が署名する形式です。

金銭消費貸借契約書に

最低限

記載するべき内容は


1. 貸す人の氏名と住所

2. 借りる人の氏名と住所

3. 貸し借りする金額

4. 貸し付け(借り入れ)日

5. 返済期日


加えて

記載した方が良い内容として

返済方法と契約日です。


さらに

利息

連帯保証人

遅延損害金

の有無を記載して、

必要に応じて

合意した内容を

記載しておくべきでしょう。


契約書を作るべき4つの理由

契約は口頭でも

成立しますし

旧知のなかであれば

信頼関係があるので

わざわざ契約書を

作らない方が

お互いスッキリする

という考えの方もいます。


ただし

自身も含め多くの貸し借りを

見てきた身としては

以下の4つの理由で

契約書を作成した方が良いです。


1. 言った言わないを防ぐため
2. 相手のせいにしないため
3. 貸与であることを証明するため
4. 法律手続きを簡便にするため


1. 言った言わないを防ぐため


口約束でも契約は成立しますが

内容で食い違うことはよくあり

これにより

言った言わないの紛争から

感情的に

取り返しのつかない関係悪化に

繋がることがあります。


紙に落とし込んで

合意した内容を双方が

後々確認できるようにして

おくことで

このような争いを防ぐことができます。


2. 相手のせいにしないため


気のおけない中で

これまでの信頼がある

相手であっても

微妙なすれ違いで

一気に信頼できなくなってしまう

ことがあります。


上記にあるように

ちょっとした不信感から

自身の感情が不安定になり

いつの間にか

契約相手が全ての悪の根源となり

自分を貶める敵となってしまう

ことがあります。


本来は

契約の内容が不味いため

自身が不利な立場となっている

にもかかわらず、

契約書として

「もの」化していないため

不満を全て

当事者の人格にぶつけてしまう

ことになりかねません。


契約書に落とし込んでいることで

冷静に契約として

関係性を見直すことができます。


3. 貸与であることを証明するため


お金を貸す人は

当たり前ですが

お金を貸しているのであり

お金をあげたわけではありません。


ただし

側から見ると

お金を貸すために送金して

返済があるまでの間

お金をあげているのと

実態は変わらないのです。


100万円を

貸しているのも

あげたのも

返ってきていない時点では

どちらかわからないという

状況があり得ます。

このとき困るのが

贈与税です。

もし

貸したつもり(貸与)でも

あげた(贈与)とみなされると

贈与を受けた側は

贈与税が課されることになります。


贈与税は税率の高い税金で

贈与元本に最大55%の

税率で課税されます。


そして

贈与税については

贈与を受けた人が納税しない場合

贈与した人が納税しなければならない

連帯納税義務が発生します。


善意で

お金を貸したにも関わらず

極めて高い税金を払うことに

ならないためにも

第三者から見て

貸与であることが証明できるように

契約書を作っておくべきでしょう。


4. 法律手続きを簡便にするため


いざ

お金の貸し借りで紛争となり

弁護士や裁判所を

介在させて解決を試みるとき

契約書があることで

手続きをスムーズにすることが

できます。


契約書がないときには

貸した人と借りた人で

食い違う意見を調整

するところから始めることに

なります。


さらに

契約書を

公正証書にしておくことで

裁判をすることなく

貸した人は

貸した分のお金を

差し押さえること(強制執行)

が可能になります。


まとめ

お金の貸し借りの際には

信頼できる相手でも

金銭消費貸借契約書を

締結した方が良いです。


その理由としては、

以下の4点です。


1.言った言わないを防ぐため

2.相手のせいにしないため

3.貸与であることを証明するため

4.法律手続きを簡便化するため

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